[マニラ 14日 ロイター] - 中国の李克強首相は13日、同国が東南アジア諸国連合(ASEAN)と南シナ海での紛争防止に向けた行動規範の詳細について協議の開始に応じたことは同地域にとって「安定化装置」になると語った。
中国外務省が14日公表した首相の発言原稿で分かった。
これによると、首相はフィリピンのマニラで13日、ASEAN首脳に対し、「中国は南シナ海の平和と安定を強く望む」と発言。
「行動規範の協議によって相互の理解と信頼がより深まることを期待する。行動規範の早期履行に向けて合意に至るよう努力する」と述べた。
李首相は期限を示さなかったが、合意に向けた動きが地域の「安定化装置」になることを望むと語った。
ASEAN加盟国と中国の外相は8月、行動規範の枠組みについて合意していた。
南シナ海では、中国、マレーシア、台湾、ブルネイ、ベトナム、フィリピンが領有権を主張している。
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