March 12, 2020 / 9:26 AM / 23 days ago

アジア株式市場サマリー:引け(12日)

[12日 ロイター] - 中国株式市場は続落して引けた。トランプ米大統領が欧州から米国への渡航を30日間停止すると発表したことが、かえって新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響に対する懸念をあおり、世界的に株安となった流れに追随した。ただ、下げ幅は他のアジア市場に比べて限定的だった。[nL4N2B50LI]

上海総合指数、CSI300指数ともに2月28日以来の安値で引けた。

コファスのアジア太平洋担当エコノミスト、カルロス・カサノバ氏は「これは本当のブラックスワン(予想ができず、起きた時の衝撃が大きい事象)で、マーケットは極めて神経質になっている。われわれは世界的なリセッション(景気後退)を目前にしている可能性がある」と語った。

一方、GAMインベストメンツの新興国株式担当者、ロブ・マンフォード氏はノートで、短期的にはボラティリティーが高まるが、中国政府による新型ウイルスへの「包括的な」対応は長期的に中国市場を落ち着かせる効果があるとの指摘。「一般消費財、テクノロジー、ノンバンク、再生エネルギーやヘルスケア銘柄に魅力的な機会があるとみている」と述べた。

香港市場も続落。米が欧州からの渡航制限を発表したことを受け、新型コロナウイルスの感染拡大による影響への懸念が強まり、3年ぶり安値近辺まで急落した。

UOBケイヒンの幹部は「香港は必ず米国市場の影響を受ける。特にこうした大きな値動きがあった場合はそうだ。A株市場が香港株を下支えする役割を果たしている」と述べた。

相互取引を利用した本土投資家の香港株購入は約130億元(18億6000万ドル)。安値拾いの動きがみられた。

ソウル株式市場は続落して引けた。新型コロナウイルスを巡り米国が欧州からの入国を制限、世界保健機関(WHO)はパンデミックと宣言したことで、経済への悪影響に警戒感が高まった。

韓国取引所がプログラム取引を一時制限する「サイドカー」を発動した後、下げ幅は縮小した。サイドカーは1分間に前日終値比5%の変動があった場合に発動し、今回の発動は2011年以来となる。

総合株価指数(KOSPI)は3.87%安の1834.33と、15年8月24日以来の安値で終了。一時5.23%安まで落ち込んだ。

海外勢は8952億ウォン(約7億4143万ドル)相当の売り越し。出来高は8億3714万株。取引された905銘柄のうち、上昇は19銘柄。

シドニー株式市場は大幅続落。米国が予告なく欧州からの入国を制限したことで、規制強化により世界の経済成長が一段と鈍化する可能性が警戒された。

S&P/ASX200指数は前日終値比7.4%安の5304.60と、3年以上ぶりの安値で引けた。下落率は2008年の世界金融危機以来の大きさ。

出来高は18億2000万株と約8年ぶりの高水準まで膨らみ、30日平均の2倍となった。

金融株指数.AXFJ は12年11月以来の安値で終了。四大銀行は7.8〜8.8%下落した。最大手コモンウェルス銀行(CBA)(CBA.AX)は7.9%安と、約7年ぶりの安値。

鉱業株指数.AXMMは7.4%安。エネルギー株指数.AXEJは約15年ぶりの安値。

鉄道部門の2件の受注が好感されエンジニアリング大手CIMICグループ(CIM.AX)は2.2%高。

リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります

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