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稲田防衛相、北朝鮮への圧力強化を訴え アジア安保会議で
2017年6月3日 / 03:18 / 6ヶ月後

稲田防衛相、北朝鮮への圧力強化を訴え アジア安保会議で

[シンガポール 3日 ロイター] - 稲田朋美防衛相は3日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で講演し、挑発行為を繰り返す北朝鮮への圧力強化を呼びかけた。さらに国際的な仲裁裁判所による昨年7月の判断を受け入れず、南シナ海の軍事拠点化をやめない中国を批判した。

稲田防衛相は米国の北朝鮮政策について「全ての選択肢がテーブルの上にあることを言葉と行動で示している」と述べ、あらためて支持を表明。日本と韓国も共同訓練などを通じて米国と協力していると紹介した上で、「われわれは団結し、関連するすべての安保理決議の完全、徹底的かつ持続的な履行を通じ、北朝鮮への圧力を強化しなければならない」と語った。

この講演に先立つシンガポール時間の3日朝、国連の安全保障理事会は、北朝鮮の核やミサイルの開発に関わる個人や団体を制裁対象に追加する新たな決議を全会一致で採択した。また、6月1日から米空母2隻と海上自衛隊、航空自衛隊が日本海で共同訓練を行い、北朝鮮への圧力を強めている。

稲田防衛相は講演の中で、中国が岩礁を埋め立て、軍事拠点化を進める南シナ海問題にも言及。中国の主張を認めなかった昨年7月の仲裁裁判所の判断は「紛争当事国を法的に拘束するものだが、南シナ海における拠点構築や、その軍事目的での利用が進行しており、これを強く懸念する」と語った。

米国は5月、中国が領有権を主張する南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島ミスチーフ礁から20キロ以内の海域に軍艦を送る「航行の自由作戦」を実施。稲田防衛相は、「自由で平和な国際海洋秩序の維持に対する米国の決意を示すもの。あらためて支持を表明する」と語った。

海上自衛隊も5月から約3カ月間、最新鋭のヘリコプター空母「いずも」を南シナ海とインド洋に派遣。「航行の自由作戦」を終えた米艦「デューイ」と共同巡航訓練を行うなど、南シナ海への関与を強めている。

稲田氏は「米国のインド太平洋地域におけるその立場をさらに強化する政策を歓迎する」と発言。「さらに緊密な日米間の防衛協力に向けて、マティス米国防長官と緊密に協力を続ける」と述べた。

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