[アムステルダム 15日 ロイター] - オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングの第2・四半期決算は58%の増益となったが、市場予想は下回った。
同社は新型コロナウイルスの流行にもかかかわらず、今年の業績が拡大するとの見通しを示した。
第2・四半期の純利益は7億5100万ユーロ(8億5600万ドル)。前年同期は4億7600万ユーロだった。
純売上高は33億3000万ユーロ。前年同期は25億7000万ユーロだった。
リフィニティブによると、アナリスト予想は、純利益が8億6000万ユーロ、売上高が34億2000万ユーロだった。
ピーター・ウェニンク最高経営責任者(CEO)は、受注残高が100億ユーロ以上あり、同社は「特権的な地位」にあると表明。新型コロナの流行で世界経済が打撃を受けているが、一部のセクターではかつてないほど需要が高まっており、今年は同社にとって成長の年になると述べた。
同CEOは「データ通信量が爆発的に増えている。当社の顧客も同じことを指摘している。データセンター、在宅勤務インフラに大規模な投資が行われている」と述べた。
同社は第3・四半期の売上高を36億ー38億ユーロと予測した。
同社の株式時価総額は今年1500億ユーロに拡大。株価は30%値上がりしている。
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