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アストラゼネカ、「中国共産党を愛する」企業目指す=幹部

英製薬大手アストラゼネカ中国部門のワン・レイ社長は19日、中国で「共産党を愛する」愛国的な企業になることを目指すと述べた。写真は、同社製ワクチンと中国国旗。2021年3月14日に撮影。(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[北京 19日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカ中国部門のワン・レイ社長は19日、中国で「共産党を愛する」愛国的な企業になることを目指すと述べた。事情に詳しい関係者によると、東部の無錫で開かれたアストラゼネカの中国進出30周年を祝うイベントでの発言。

中国は習近平国家主席の社会的、経済的な発言力が強まるのに伴い、国内企業の多くが近年、共産党に忠誠を誓う方針を打ち出しているが、外資系企業がこうしたメッセージを出すのは異例。

グローバル担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを兼務するワン氏は数百人の聴衆を前に「共産党を愛し、国を愛する、地元に根差した多国籍な企業を作ろう」と呼びかけた。写真ではワン氏の背後のスクリーンに発言内容が写し出されている。

アストラゼネカ本社の広報担当はワン氏の発言の内容や経営幹部の承認を得ていたのかといった質問についてコメントを避けた。ワン氏の発言が同社の今後の中国での事業展開にどのような意味を持つかについても言及しなかった。

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