[25日 ロイター] - 台湾のエイスーステック・コンピュータ2357.TWのユーザー100万人強が昨年、悪意あるソフトウエアのアップデートを通じてハッカー攻撃を受けた可能性のあることが、ロシアの情報セキュリティー会社、カスペルスキー研究所などの話で25日分かった。
カスペルスキー研究所のブログによると、攻撃が行われたのは昨年の6月から11月までの間。何者かがエイスーステックのソフトウエアアップデートシステムを乗っ取り、悪意のあるソフト(マルウエア)を送ることが可能な状態にあった。感染した機械にハッカーがアクセスできるよう「バックドア(裏口)」が設けられていたという。
セキュリティーソフト大手の米シマンテックSYMC.Oの広報担当者は、エイスーステックのユーザーを狙った攻撃を特定できたと話した。
エイスーステックは、26日に声明を出す方針を示した。
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