[1日 ロイター] - 2008年北京五輪で金、12年ロンドン五輪で銀メダルを獲得した陸上女子100メートル障害のドーン・ハーパーネルソン(33、米国)が、今季限りで現役引退する。4月30日にロイターの電話取材で明かした。
ハーパーネルソンは「子どものときから3つの目標があった。五輪金メダリスト、妻、母親になること。そのうち2つを達成した今、母親になりたいと思っている」と理由を説明。引退後はイリノイ州でヘルシーフードのレストランを開業する考えを持っているという。
ハーパーネルソンは北京五輪で、直前の2月に手術を受けたなかで金メダルを獲得。その4年後のロンドン五輪では、トップからわずか0.02秒差で銀メダルに輝いた。何度か故障に悩まされ、17年には使用していた高血圧の治療剤に禁止薬物が含まれていたとして3カ月の資格停止処分を科されたが、同年の世界選手権で銀メダルを獲得した。