[ロンドン 12日 ロイター] - 男子テニスの年間成績上位8人が争う今季最終戦、ATPツアー・ファイナルは12日に英ロンドンで開幕し、シングルスの1次リーグB組では世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)が同9位ジャック・ソック(米国)を6─4、7─6のストレートで下し白星スタートを切った。
同大会で優勝6回の実績を持つフェデラーは昨年、負傷により半年間の離脱を強いられた。復帰を果たした今季は、全豪オープンとウィンブルドン選手権を制し四大大会通算19勝を達成。さらに今季通算7勝を挙げ、同大会で優勝を飾った2011年の8勝にあと1勝と迫る活躍を見せてきた。
初戦を制したフェデラーは「チームと戦術を練って臨んだ。しかし、初戦はうまくいかないことが多いものであり、ただサーブがうまくいくだけでも満足だ」と述べた。
一方で、米国出身の選手では6年ぶりに同大会出場を果たしたソックは「落ち込むほどのことではない。たった数ポイント差のことだ」と述べた。
もう一試合では、世界ランク3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が同5位のマリン・チリッチ(クロアチア)を6─4、3─6、6─4で下した。1次リーグは2組に分かれての総当たり戦が行われ、各組上位2人が準決勝に進出する。