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豪政府系ファンド、保有対象の中国企業精査 米投資規制を警戒

 3月7日 オーストラリアの政府系ファンド(SWF)、フューチャー・ファンドのピーター・コステロ会長は7日、保有資産に関して米国が投資制限を課すリスクがある中国企業をふるいにかけていると明らかにした。写真は米国と中国の国旗。1月30日撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリアの政府系ファンド(SWF)、フューチャー・ファンドのピーター・コステロ会長は7日、保有資産に関して米国が投資制限を課すリスクがある中国企業をふるいにかけていると明らかにした。

シドニーで開催されたAFRビジネスサミットのパネル討議で元財務相のコステロ氏は、欧米の対ロシア投資を例に出し、一連の制裁で外国人投資家がロシアから事実上締め出され、投資が無価値になったと指摘。中国でも同じようなことが起こり得ると述べた。

「そのためにわれわれはできるだけ多くの企業を慎重に調査し、ふるい分けようとしてきた」が、多くの中国企業について把握していないため、全てを網羅できていないと説明した。

世界の分断化が進む中でこれは「賢明な行動」だとした。

ただ、フューチャー・ファンドが新興国市場へのエクスポージャーを維持することは重要で、中国はその大きな部分を占めているとも述べた。

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