August 15, 2014 / 2:32 AM / 5 years ago

中国人富裕層が豪不動産への投資加速、汚職取り締まり逃れ

[シドニー 14日 ロイター] - 中国で汚職や不正行為に対する取り締まりが強化される中、同国の富裕層がオーストラリアに資金を移すケースが増えている。

 8月14日、中国で汚職や不正行為に対する取り締まりが強化される中、同国の富裕層がオーストラリアに資金を移すケースが増えている。写真はシドニー郊外で5月撮影(2014年 ロイター/Jason Reed)

豪不動産は、合法・違法にかかわらず、チャイナマネーの受け皿として高い需要を集めてきた。ここに来て資金流入は加速している。

豪当局によると2013年、同国不動産に対する海外からの投資で最も大きかったのは中国。約60億豪ドル(55億8000万米ドル)と、前年比41%急増した。

英不動産サービス会社サビルズの調査では、中国から海外不動産への投資は昨年115億ドルだった。今後10年間の年間伸び率は20%に達するとみている。

中国の海外不動産投資ポータル最大手Juwai.comは、中国から豪不動産への需要は今後1年で15%増加すると予想。CLSAのリポートによると、オーストラリアでのマンション建設は2017年までに過去最高を記録する見通しだが、中国からの投資拡大もこれに拍車をかけそうだ。

不動産コンサルタントや弁護士によると、中国の富裕層は、厳格化する汚職取り締まりに関し、ターゲットとなる人物の関係者を徹底的に調べ上げて資産を失わせる当局のやり方に懸念を抱いているという。

米不動産サービス大手ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)のグローバル資本市場調査責任者、デービッド・グリーンモーガン氏はロイターに「より多くの資金を国外に移動させ、取り締まりの手を逃れようとしている中国人富裕層は多い」との見解を示した。

中国政府は、配偶者や子供を海外に住まわせている政府職員に目を光らせている。彼らは「裸の役人」と呼ばれ、家族を通じて不法に資産を移動させたり捜査を逃れようとする事件が多発している。

中国国民は通常、年間5万元しか海外に資金を持ち出すことができないが、香港を経由するなどの抜け道を使って多額の資金が海外へ移動している状態だ。

シドニーのある移民法関連弁護士は「彼らは必ずしも投資リターンを求めているわけではない。ただ、資金の安全な移動先が欲しいだけだ」と述べた。同弁護士は中国人投資家向けのファンド設立をアドバイスしているという。

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