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第1四半期の豪CPI、予想下回る 豪ドル下落

[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が28日発表した第1・四半期の消費者物価指数(CPI)は伸び率が市場予想を大幅に下回った。住宅建設の政府補助金が一因。

 4月28日 オーストラリア連邦統計局が発表した第1・四半期の消費者物価指数(CPI)は伸び率が市場予想を大幅に下回った。住宅建設の政府補助金が一因。写真は2018年7月、シドニーのショッピングモールで撮影(2021年 ロイター/David Gray)

前期比の伸び率は0.6%。市場予想は0.9%だった。前年比では1.1%上昇したが、こちらも市場予想の1.4%を下回り、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のインフレ目標である2─3%を下回る水準にとどまった。

CPIの中銀トリム平均値は前期比0.3%上昇、前年比1.1%上昇。こちらも、ともに市場予想を下回った。

中銀の超緩和政策は長期間維持されそうだ。債券買い入れが年内に延長される可能性もある。

統計発表を受けて、豪ドルは、この日の安値となる0.7726米ドルまで下落。その後は投資家が政策引き締め見通しを後退させたことから、0.7735米ドルに持ち直した。

中銀は、実際のインフレ率が目標レンジの2─3%に入るまで政策金利を0.1%で据え置く方針を繰り返し表明している。

インフレ率は5年間にわたって目標レンジ下限を下回っており、目標達成は少なくとも2023年以降になるとみられている。

連邦統計局は、第1・四半期の物価低迷について、一連の政府の制度・補助金の「導入、継続、結果」を受けて、新築住宅価格や高等教育費が低下したと分析。

同局の幹部は「こうした補助金による埋め合わせがなければ、新築住宅価格は力強い需要を背景とする資材価格と人件費の上昇を受けて値上がりしていただろう」と述べた。

たばこと備え付け家具は値上がりしたものの、家賃、自動車燃料、公共料金の低下で一部相殺された。

国内インフレ率を測る上で有効な非貿易品目のインフレ率は、前期比0.2%、前年比1.3%の上昇にとどまった。

求人ウェブサイト「インディード」のエコノミスト、カラム・ピッカリング氏は「国内のインフレ圧力はほとんど見られない」と評した。

*内容を追加しました。

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