September 20, 2019 / 2:09 AM / in a month

NABとシティ、豪利下げ予想を10月に前倒し 豪4大銀の予想揃う

[シドニー 20日 ロイター] - 豪ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は20日、豪準備銀行(中央銀行、RBA)が10月に今年3回目となる利下げを実施するとの予想を示した。国内の景気減速や財政刺激策が導入される可能性が低いことを理由に、利下げ時期の予想を前倒しした。これにより、豪4大銀行すべてが10月の利下げを見込む。

19日発表された8月の豪雇用統計では失業率が1年ぶりの高水準となる5.3%に上昇。これを受けて金利先物市場が織り込む10月の25ベーシスポイント(bp)利下げ確率は統計発表前の50%から上昇し、現在80%となっている。

NABのシニアエコノミスト、ガレス・スペンス氏はリサーチノートで、次の利下げは10月になり、12月にも追加利下げが実施されると予想。11月と来年2月としていた従来予想を前倒しした。

シティのエコノミスト、ジョシュ・ウィリアムソン氏もこの日先に、予想する利下げ時期を11月から10月に前倒ししていた。労働市場にさらなる余剰能力があることや、短期的に財政刺激策が見込めないことなどを理由に挙げた。

前日には豪コモンウェルス銀行(CBA)も、雇用統計を受けて利下げ時期の予想を10月に1カ月前倒ししている。ウエストパック銀行とオーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ(ANZ)も10月の利下げを見込む。

豪中銀が10月に25bpの利下げを実施すれば、6月と7月に続き今年3回目の緩和となり、政策金利は現在の1%からさらに低下し過去最低の0.75%となる。

豪政府は19日、11年ぶりに予算が均衡したことを明らかにし、2019/20年度にはほぼ確実に黒字になるとの見通しを示した。政府は景気支援やインフレ押し上げに向けた大規模な支出拡大には消極姿勢を示している。

シティのウィリアムソン氏は、「初期の兆候」は賃金の伸び低迷や所得税の負担増、消費者心理の低下を背景に、家計の貯蓄が引き続き支出を上回る可能性を示していると指摘した。

利下げ時期の予想を前倒しした理由として、海外リスクの高まりにも言及。最近の原油価格急騰で家計の支出が抑制される可能性や中国の景気減速が輸出に依存する豪経済に打撃を与えるとの見方を示した。

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