May 4, 2018 / 3:14 AM / 5 months ago

豪中銀、成長加速とインフレ停滞を予測 利上げは当分見込まず

[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日に発表した四半期金融政策報告で、2018年と19年に国内経済が加速するとの見通しを示した。ただ、インフレ率が2020年までに中銀目標の中間値に達することには懐疑的な見方を示し、政策金利が当分の間、過去最低水準にとどまる可能性が高いことを示唆した。

中銀は経済成長が年内に3.25%に加速し、19年6月までにピークの3.5%に達すると予想。前回2月の報告で示した予想を据え置いた。

一方、18年のインフレ率と失業率については見通しをやや引き上げた。失業率は5.5%前後で推移し、19年半ばまでに5.25%に低下した後、20年まで同水準にとどまると予想。前回報告では18年半ばまでに5.25%に低下するとみていた。

基調的インフレ率については、18年半ばまでに中銀目標である2─3%の下限に達するものの、20年6月までは2.25%に到達しないと予想している。

ロウ総裁は、賃金上昇率が2%と低水準にとどまっていることがインフレへの大きな重しになっていると指摘した。ただ、景気の加速や労働市場の引き締まりに伴い、賃金上昇が加速することに期待を示した。

総裁は「全体として、豪経済は中銀が以前から予想してきた道筋をおおむねたどっている。現在の緩和的な金融政策スタンスが下支えとなってきた」と述べた。

「経済が引き続き予想通りに推移すれば、いずれは金利引き上げが適切となる可能性が高い」としながら、「理事会は目先のキャッシュレート調整を正当化する強い根拠があるとはみていない」と付け加えた。

豪経済を巡っては、家計債務が高水準にある中、消費の動向がリスクの1つとなっている。

ロウ総裁は、新たな借り入れが減速し、信用基準が厳格化されたことでシドニーやメルボルンの住宅市場に軟化が見られることに安心感を示した。

保護主義の高まりなど世界的なリスクにも言及した。

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