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豪中銀利上げ8月以降か、ロウ総裁「CPI統計2回見たい」

[シドニー 11日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は11日、年内に利上げする可能性はあるものの拙速な行動はリスクを伴うとし、四半期インフレ統計を2回見てから決定する意向を示した。

 オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は11日、豪経済が最近の新型コロナウイルス感染拡大の影響から力強く回復するとの見方を示す一方で、拙速な利上げはリスクを伴うとの認識も示した。写真は中銀の建物の入口。2016年10月撮影(2022年 ロイター/David Gray)

豪中銀は1日に債券買い入れの終了を決定。ロウ総裁は、経済が予想以上の好調なら年内に利上げする可能性を示唆していた。

ロウ総裁は11日、議会経済委員会で、最近のインフレ高進が持続するか、まだはっきりしないとし、中銀は忍耐強く情勢を見極める用意があると説明。

「この不確実性は早期に解消することはない」と述べ、あと2回、四半期消費者物価指数(CPI)統計を見たいと示唆した。

1─3月のCPI統計の発表は4月27日、4─6月は7月27日に発表される予定。したがって利上げは8月以降の可能性がある。

市場は、現在0.1%の政策金利が6月までに0.25%に上がり、さらに4回の利上げで年内に1.25%に達する可能性を織り込んでいる。こうしたタカ派な見方は、非常に強いインフレ統計を受けて米利上げ加速観測が台頭していることが影響している。

しかしロウ総裁は、米国でみられるインフレ圧力の多くはオーストラリアには存在しないと強調。コアインフレ率が中銀の目標レンジ(2─3%)まで上昇したのはつい最近のことだと指摘した。

賃金の伸びも2.2%と米英の半分足らず。豪中銀は緩和措置を縮小するには3.0%かそれ以上になる必要があるとみている。

ロウ総裁は、豪中銀には失業率を50年ぶりに4%未満に押し下げる、めったにない機会が与えられていると述べた。直近で失業率は4.2%で13年ぶりの低水準。

「この先、失業率を、つい最近まで想定していた以上に低くする機会をわれわれは有している」とした上で「拙速な行動は、それをリスクにさらす可能性がある」と指摘した。

「このような状況で中銀理事会は忍耐強い姿勢を取る用意がある」とし「景気がさらに拡大し、物価や賃金の押し上げ圧力が一段と強まれば、利上げの根拠も強くなる」と述べた。

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