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豪中銀、今後利上げ減速も 最終的な金利水準はデータ次第=総裁

 オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)のロウ総裁は9月8日、利上げ減速論は金利が上がれば上がるほど強くなるとしつつ、最終的にどこまで上がる必要があるかはインフレと雇用に関する今後のデータ次第だと述べた。写真はインドネシアのバリ島で7月に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するロウ総裁。代表撮影(2022年 ロイター)

[シドニー 8日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)のロウ総裁は8日、利上げ減速論は金利が上がれば上がるほど強くなるとしつつ、最終的にどこまで上がる必要があるかはインフレと雇用に関する今後のデータ次第だと述べた。

政策見通しに関する講演で、インフレ抑制のためにさらなる利上げが必要だが、事前に設定した経路はなく、すでに金利が大幅に上昇していることを認識していると述べた。

「金融政策運営には遅れがあり、金利は非常に急速に上昇したことを認識している」と発言。「そして、他の条件が全て同じであれば、(政策金利の)キャッシュレートの水準が上昇するに連れて、金利上昇のペースを緩やかにするケースが強くなることを認識している」と語った。

RBAは今週、政策金利を0.5%引き上げ、7年ぶりの高水準となる2.35%とした。5月からの引き上げ幅は225ベーシスポイント(bp)に達した。

総裁は「しかし、どの程度金利を上げる必要があり、どの程度早くそこに到達するかは、入ってくるデータ、インフレと労働市場の変化する見通しによって導かれるだろう」とした。

金融市場では、RBAが10月にも50bpの大幅な利上げを行うか、より通常の25bpの利上げに移行するかで意見が分かれている。来年5月までには一連の利上げで3.7%前後のピークに達することが示唆されている。

ロウ氏は、今年に消費者物価が上昇し、21年ぶりの高い伸び率となる6.1%に達したことに驚いたとして、理事会が時間をかけてインフレ率を目標の2─3%に戻すことを約束したと強調。現在の高インフレが物価や賃金設定への期待に組み込まれないことが重要であり、これまでのところ、期待指標は依然として2─3%バンドへの回帰と一致していると指摘した。

世界的なサプライチェーン(供給網)の目詰まりが和らぎ、コモディティー(商品)価格が下がっていることがインフレ抑制の一助になるとも指摘。また、「ある程度の世界経済の減速はインフレ抑制に役立つが、急激な減速はオーストラリアをソフトランディング(軟着陸)させるという仕事をかなり難しくするだろう」と語った。

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