March 18, 2020 / 3:00 AM / 23 days ago

豪小売売上高、2月速報は前月比+0.4% 新型コロナで買いだめ拡大

[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が発表した2月の小売売上高(速報値)は、前月比0.4%増加した。新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、日用品や食品などを買いだめする動きが広がった。

 3月18日、オーストラリア連邦統計局が発表した2月の小売売上高(速報値)は、前月比0.4%増加した。写真はオーストラリアで14日撮影(2020年 ロイター/RICHARD SHARMAN)

小売売上高は昨年12月と1月に減少していたが、食品を中心に売上高が増加し、プラスに転じた。

ウイルス感染を阻止するために導入された移動制限で観光業や飲食店の売り上げが低迷するなか、衣服や靴、アクセサリー、免税品、高級品などの販売に影響が及んでいる。

シティのエコノミスト、ジョシュ・ウィリアムソン氏はノートで「小売部門は家計消費全体の約3割を占めるにすぎないため、前倒し購入がその他部門での支出縮小を補うには至らないだろう。従って、われわれは依然としてネガティブな第1・四半期GDP(国内総生産)を見込んでいる」と指摘した。

ANZバンキング・グループ(ANZ.AX)は、豪GDPが第2・四半期だけで2%縮小すると予想。2020年12月までの1年間では1.9%縮小すると見込む。

ANZのエコノミストはノートで「景気刺激策が支援するだろうが、社会距離戦略(感染拡大を抑制するために人と人との距離を空けること)や閉鎖拡大による需要減を補うことはできないだろう」と予想。「見通しはいつもよりさらに不透明だ」とし、「混乱がより長期、もしくはより広範囲に拡大すれば、経済活動のさらなる落ち込みや失業の急拡大につながるだろう」と指摘した。

AMPキャピタルのシニアエコノミスト、ダイアナ・モージナ氏は「金利が非常に低い水準でとどまるとみられる中、今年下半期に経済活動は力強く好転するだろう」 と述べた。

統計局によると、観光産業とさほど関連がない小売店の販売にはほとんど影響が出ていない。

統計局は、新型ウイルスへの景気への影響を把握しやすいように公表するデータを増やしており、今回の小売統計もそうした統計のひとつ。4月3日には、2月小売売上高の確報値が発表される。

ナショナル・オーストラリア銀行のチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は、2月の小売売上高はプラスとなったものの、喜ぶべき点はほとんどないと指摘。パニック的な買いだめは今や全土に広がっていおり、3月の小売売上高全体の数字を押し上げるが、医療や教育関連、飲食店、航空会社などは大きな課題に直面しているとの見方を示した。

*内容を追加しました。

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