[シドニー 7日 ロイター] - 豪銀大手のオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が7日公表したデータによると、11月の豪求人広告は前月比13.9%増加した。プラスは7カ月連続。国内で2番目に人口が多いビクトリア州のロックダウン(都市封鎖)が解除されたことを受けた。
10月は11.9%増に上方改定された。
ANZの求人広告データは実際の広告をカウントしているため、豪中銀が注視している。豪連邦統計局(ABS)のデータは企業の採用意思に基づいている。
ANZは発表文で「『ANZ求人広告』は年末までに新型コロナウイルス流行前の水準に達する見通しで、上回る可能性もある」と指摘。「これはフルタイム雇用の回復の遅れが引き続き懸念となっているものの、全国的な雇用の回復が少なくとも2021年初めまで続く可能性があることを示唆している」とした。
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