Reuters logo
第3四半期の豪賃金伸び率は過去最低、物価見通しに暗雲
2016年11月16日 / 03:37 / 1年後

第3四半期の豪賃金伸び率は過去最低、物価見通しに暗雲

[シドニー 16日 ロイター] - 豪連邦統計局が発表した第3・四半期の賃金価格指数(時間あたりボーナスは除く)は前期比0.4%上昇、前年比1.9%上昇で、現行方式で統計を開始した1997年以来、最も小幅な伸びとなった。市場予想の中央値(前期比0.5%上昇、前年比2.0%上昇)も下回った。

 11月16日、豪連邦統計局が発表した第3・四半期の賃金価格指数(時間あたりボーナスは除く)は前期比0.4%上昇、前年比1.9%上昇で、現行方式で統計を開始した1997年以来、最も小幅な伸びとなった。写真はパースで2011年10月撮影(2016年 ロイター/Ron D'Raine)

前年比の伸び率は、資源ブームに沸いていた10年前の半分にも満たない。今回の結果は、物価見通しに明るさが見え始めたとして今月政策金利を据え置いた豪準備銀行(RBA、中央銀行)には打撃だ。

JPモルガンのエコノミスト、ベン・ジャーマン氏は「RBAは今後2年程度、好景気にしてインフレを押し上げる必要がある」と指摘した。

RBAが物価見通しを改善させた背景には、主要輸出品である鉄鉱石と石炭の価格上昇がある。鉱山投資の落ち込みが成長を抑える状況が解消し、雇用市場が回復するに伴い、賃金も緩やかに上昇していく、と主張している。

しかし、今回の統計に、そのような主張を裏付ける要素は見当たらない。製造業からヘルスケア産業まで、賃金が前年比で2.5%を上回る上昇を記録した業種はなく、資源産業も1.0%の上昇にとどまった。

キャピタル・エコノミクスのチーフエコノミスト、ポール・ダレス氏は、企業は、資源価格高の恩恵を賃金でなく収益押し上げや投資に結びつけようとする、との見方を示した。

Hourly rates of pay excluding bonuses (% change)

Seasonally adjusted Q3 yr/yr

Total hourly 0.4 1.9

Private 0.4 1.9

Public 0.6 2.3

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below