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第3四半期の豪実質GDPは前年比+2.8%、家計支出は伸び悩む
2017年12月6日 / 03:03 / 8日前

第3四半期の豪実質GDPは前年比+2.8%、家計支出は伸び悩む

[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が6日発表した第3・四半期の実質国内総生産(GDP)は前年比2.8%増と、1年超ぶりの大幅な伸びとなった。以前から待たれていた設備投資の増加が要因。ただ家計支出は弱く、成長見込みには懸念がある。

 12月6日、オーストラリア連邦統計局が発表した第3・四半期の実質国内総生産(GDP)は前年比2.8%増と、1年超ぶりの大幅な伸びとなった。写真はシドニーで11月撮影(2017年 ロイター/Steven Saphore)

GDPの前年比での伸びは、第2・四半期の1.9%を上回った。市場予想の3.0%増は下回った。

前期比では0.6%増。第2・四半期は0.9%増、市場予想は0.7%増だった。

豪ドルAUD=D4は0.0025米ドル安の1豪ドル=0.7580米ドルで推移している。

今回の結果は、オーストラリア準備銀行(RBA、豪中央銀行)にとっては特に驚きではなさそうだ。RBAは5日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.50%に予想通り据え置くことを決定。成長加速と、インフレの段階的な回復に対する期待を示した。

投資家は政策金利が長期間据え置かれると見込んでおり、銀行間先物市場<0#YIB:>は2019年初頭まで、利上げを完全には織り込んでいない。

RBCキャピタルのシドニー在住のチーフエコノミスト、スーリン・オン氏は「強い消費がなければ、GDPのモメンタムが上向くことは非常に難しい」と指摘。「豪経済にとって鍵となるのは国内需要だ。消費と世帯の双方に多くの問題を抱える中で、モメンタムを引き上げる方法は見当たらない」と述べた。

第3・四半期の成長要因となったのは土木建築で、在庫の積み上がりもわずかながら支援した。

一方で消費活動は、賃金上昇の鈍化や債務増加などにより抑制された。家計消費は0.2%増にとどまり、2012年終盤以来の小幅な伸びとなった。

消費の一部は貯蓄の減少で補われ、貯蓄率は3.2%へ低下した。

AMPキャピタルのチーフエコノミスト、シェーン・オリバー氏は「非常に驚いたのは個人消費で、非常にひどい」と言明。「この指標から明確に読み取れるのは、消費の抑制が依然として豪経済の成長にとって大きな不透明感の元となっているということだ」と述べた。

また民間投資は4.5%上昇し、伸び率は4年ぶりの大きさとなった。

キャピタル・エコノミクスのチーフエコノミスト、ポール・デールズ氏は「今後は設備投資が軟調な住宅投資や消費を相殺し続けることができるか次第だ」としたうえで、「われわれは消費に対しおおむね弱い見方をしており、来年のGDPが豪中銀の3.0%予想に達するかは疑問だ」との見方を示した。

*内容を追加しました。

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