September 5, 2018 / 3:50 AM / 2 months ago

第2四半期の豪実質GDP、ほぼ6年ぶり高水準

[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が5日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は、前年比伸び率がほぼ6年ぶりの高水準となり、市場予想を上回った。賃金の伸びは鈍かったものの、人口の急速な増加が住宅やインフラの需要を刺激し、消費支出を後押しした。

 9月5日、オーストラリア連邦統計局が5日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は、前年比伸び率がほぼ6年ぶりの高水準となり、市場予想を上回った。写真はシドニーの建設現場で2016年3月撮影(2018年 ロイター/David Gray)

頻繁な首相の交代などにもかかわらず、豪経済は27年連続でリセッション(景気後退)なしの成長が続いていることになる。

第2・四半期GDPの前期比伸び率は0.9%で、第1・四半期の1.1%(改定値)からは減速した。

前年比伸び率は3.4%と、ほぼ6年ぶりの高水準を記録した。市場予想は2.8%だった。

外為市場は発表に反応し、豪ドルの対米ドル相場AUD=D3は0.7215米ドルに0.25米セント上昇した。

RBCキャピタル・マーケッツの主任エコノミスト、スーリン・オン氏は「上方改定を伴う、かなり良い四半期となった。内容も心強い。内需はまずまず旺盛で、成長もかなり幅広い」と述べた。

ただアナリストは政治の機能不全が、改善傾向にある消費者心理の重しになるのではないかと懸念している。

家計消費は第2・四半期に回復し、GDPを0.4%ポイント押し上げた。

純輸出、住宅建設、政府支出も成長率の押し上げに寄与した。

昨年7月から今年6月まで1年間のGDPは現在価格で1兆8400億豪ドル(1兆3300億米ドル)、1人当たりGDPは7万4000豪ドル。

中国やインドからの移民の増加を背景に、人口の伸び率は年1.6%と、先進国の平均の倍以上となった。

一方住宅価格は、過去10年間の住宅ブームが終息して全国的に下落傾向にあり、家計資産の重しとなっている。

ウエストパック銀行(WBC.AX)が8月に住宅ローン金利を引き上げたことも、他の大手銀が追随し、住宅市場への逆風になるとの懸念を強める要因だった。

もっとも、当局が気にしている様子はなく、豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は4日の講演で、住宅ローン金利の平均は依然として1年前の水準を下回っていると指摘し、「探せば、良い条件のローンがみつかる」と述べた。

豪中銀は同日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.50%に据え置くことを決定し、当面は政策を据え置く方針を示唆した。

ロウ総裁は、中国と米国の貿易摩擦や保護主義の高まりなどを世界的な成長リスクとして挙げている。

*内容を追加しました。

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