September 4, 2019 / 3:48 AM / 15 days ago

第2四半期の豪GDP、10年ぶり低成長 消費が軟調

[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が4日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は前年比1.4%増と、約10年ぶりの低い伸びとなった。消費が軟調で、金融・財政政策による景気支援の必要性を浮き彫りにした。

 9月4日、オーストラリア連邦統計局が4日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は前年比1.4%増と、約10年ぶりの低い伸びとなった。写真はシドニーの中心街で2016年9月撮影(2019年 ロイター/Jason Reed)

前年比の伸び率は世界的な金融危機時に記録した低水準に並び、「トレンド」とされる2.75%を大幅に下回った。

野村のエコノミスト、アンドリュー・ティスハースト氏は「前年比の伸びはこれが底になると予想しているが、控えめな消費や住宅建設の減少傾向、一段と困難な外部環境などの逆風は続く見通しで、豪中銀は依然として緩和の可能性があるだろう」と述べた。

中銀は政府に財政出動を求めているが、フライデンバーグ財務相は統計発表を受け、財政黒字の達成に引き続きコミットしていると強調し、新たな財政措置を打ち出すとしても来年5月の予算案発表までは行わないと述べた。

ウエストパックのシニアエコノミスト、アンドリュー・ハンラン氏は「賃金や生産性の伸び悩みによる強い構造的な逆風があり、個人消費を圧迫している。世界経済は減速し、下方リスクは高まっている」と指摘し、「経済成長が年内、さらに来年を通じてトレンドを下回るリスクがある」との見方を示した。ウエストパックは中銀が早ければ10月に追加利下げに踏み切ると予想している。

第2・四半期のGDPは前期比では0.5%増となり、市場予想と一致。予想を下回るとの見方が出ていたことから、唯一の明るい材料となり、豪ドルAUD=D3は0.6780米ドルにやや上昇した。

<国内消費はけん引役にならず>

第2・四半期のプラス成長は大部分が政府支出と輸出の寄与によるもので、国内消費は賃金の伸び悩みに圧迫され、住宅建設は大きく落ち込んだ。

前年比のGDP伸び率への寄与度は公共支出が1.3%ポイント、純輸出が1.2%ポイントとなった。

自動車への支出が7%減少するなど、通常は景気のけん引役である家計支出の寄与は0.8%ポイントにとどまった。

住宅建設の寄与はマイナス0.5%ポイント、他の民間投資もマイナス0.5%ポイントとなった。

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