December 17, 2018 / 1:08 AM / 5 months ago

豪政府、18年度の財政赤字見通し引き下げ 19年度は黒字に

[シドニー 17日 ロイター] - オーストラリア政府は17日、半期の財政見通しを公表し、2018年度(19年6月末まで)の財政赤字は52億豪ドル(37億米ドル)との見通しを示した。5月予想時の145億豪ドルから大幅に縮小する見込み。

 12月17日、オーストラリア政府は、半期の財政見通しを公表し、2018年度(19年6月末まで)の財政赤字は52億豪ドル(37億米ドル)との見通しを示した。写真はモリソン首相。シドニーで撮影。AAP提供(2018年 ロイター)

19年度は約41億豪ドルの黒字との見通しを示し、5月時点の予想22億豪ドルから上方修正した。今後4年での累積黒字は当初予想の2倍の約300億豪ドルとしている。

フライデンバーグ財務相は、経済成長と好調な就業者数が寄与して歳入が増加すると同時に歳出が減少していると指摘。財政収支は19/20年度までに黒字を回復し、10年以上続いた赤字に終止符が打たれるとの見方をあらためて示した。

来年の総選挙を控え、モリソン政権は、財政改善は経済政策が機能している証拠と評価。連立政権の支持率は、8月にターンブル前首相が与党自由党の党首を座を追われて以来低迷を続けている。

モリソン首相は11月、通常5月に行われる予算案発表を19/20年度分は4月に前倒しすることを明らかにした。5月までに実施される総選挙に向け、選挙戦で経済運営の実績をアピールする狙いがあるとみられる。[nL4N1Y21J4]

コールマン金融相は、与党保守連合(自由党と国民党)にとって減税が選挙戦の柱になると述べた。また、エコノミストはモリソン政権には減税に必要な資金が十分あるとの見方を示した。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)の経済担当ディレクター、デビッド・デガリス氏は「政府の財政見通しはかなり控えめだ。当社が集計した歳入データによると、政府はさらに良好な見通しを示すこともできた」と指摘し、「選挙前に減税を行う余地を残している可能性がある。住宅市場が減速する中、来年に財政刺激策を行う十分な根拠がある」との見方を示した。

政府は18年度およびその後2年の経済成長率は3%と予想。予想以上に好調な今年の雇用状況を踏まえ、失業率見通しは5%に下方修正された。

伸び悩みが続く賃金上昇率については、現在の2.3%から20/21年までに3.5%に加速すると予想した。

*内容を追加しました。

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