[メルボルン 16日 ロイター] - オーストラリアのボーエン気候変動エネルギー相は16日、シドニーの家庭に夜間の節電を呼び掛けた。国内の石炭火力発電所の4分の1以上が稼働停止しており、停電を避けるための措置。
5月からエネルギー危機が続いており、市場運営会社のオーストラリア・エネルギー市場オペレーター(AEMO)は15日、停電回避へ東部電力スポット市場の停止という異例の措置を発動した。
エネルギー相は会見で、石炭火力発電所の生産回復に取り組むとともに、シドニーのあるニューサウスウェールズ(NSW)州の家庭に暖房など必要なものを除く節電を要請。「停電は回避できる」とし、特に午後6ー8時の節電を訴えた。
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