[20日 ロイター] - オーストラリアのホームレスの男性(59)が18日、行方が分からなくなっていたペットのネズミとシドニーの警察署で再会を果たした。
ホームレスのクリスさんはネズミに「ルーシー」と名前を付けてかわいがっていたが、ある日行方不明になってしまった。そこで、「ペットのネズミのルーシーが土曜日に盗まれた。毛の色は白、黒、ほんの少し茶色」との張り紙を出した。呼び掛けは、フェイスブックで2万回以上シェアされた。
現地警察が捜索した結果、まもなくルーシーは見つかり、クリスさんのところに戻ることができた。警察によるとルーシーは、捨てられたハツカネズミがいると勘違いした女性が自宅に連れ帰り、世話をしていたという。
箱の中に入ったネズミを、「ルーシーだといいのだが」と言いながら警官が連れてくると、クリスさんは抱き上げるなり「あの子だ。目が見えていないから分かる。わたしを覚えている。ありがとう」と感謝した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」