June 18, 2019 / 1:23 AM / in 4 months

住宅ローンの延滞、金融安定や経済にリスクもたらさず=豪中銀

 6月18日、オーストラリア準備銀行のジョナサン・カーンズ金融安定局長は、同国の住宅ローンの延滞率は今後もしばらく上昇し続ける見通しだが、失業率が低水準にとどまる限り、金融の安定や経済にリスクをもたらすことはないとの見解を示した。売却広告と物件。メルボルン市内で2010年7月に撮影(2019年 ロイター/Mick Tsikas)

[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)のジョナサン・カーンズ金融安定局長は18日、同国の住宅ローンの延滞率は今後もしばらく上昇し続ける見通しだが、失業率が低水準にとどまる限り、金融の安定や経済にリスクをもたらすことはないとの見解を示した。キャンベラでの講演で語った。

同局長は、延滞率はここ数年緩やかに上昇しており、現在は2010年以来の高水準にあると指摘。こうした緩やかな上昇は、所得の低い伸び、住宅価格の下落、一部地域における失業率の上昇、融資基準の厳格化など、いくつかの要因が背景にあると述べた。

「経済見通しは依然として妥当で、家計所得の伸びは上向くと予想されるものの、少なくとも他の一部の要因の影響は近い将来に急反転しないかもしれず、延滞率はもうしばらく上昇し続ける可能性がある」と語った。

その上で「しかし、全般的に厳格な融資基準を踏まえると、失業率が低い限り、延滞率が金融システムにリスクをもたらしたり、家計部門に大きな損害を与えたりする水準まで上昇することはない見込みだ」とした。

ローンの延滞率上昇と住宅価格の下落を背景に、住宅所有者が損をして家を売らざるを得なくなり、住宅価格への下落圧力が増すとの観測があるが、カーンズ局長はローンの延滞や不良債権は銀行の国内融資残高の約1%で、99%の住宅ローンは予定通りか予定より早く返済されていると指摘した。

また延滞率は米国や英国、ドイツ、フランス、スペインなど他の多くの先進国と比べてもかなり低いとした。

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