July 3, 2018 / 4:50 AM / 4 months ago

豪中銀、政策金利を1.50%に据え置き 米貿易巡るリスクに言及

[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は3日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.50%に据え置くことを決定した。国内のインフレ率と賃金の伸びの弱さを指摘するとともに米国の貿易政策が世界経済に及ぼすリスクにも言及した。

 7月3日、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.50%に据え置くことを決定した。写真はシドニーの同行本店前で昨年2月撮影(2018年 ロイター/Steven Saphore)

金利据え置きは23カ月連続で、1990年以降で最長となる。

ロウ総裁は理事会後、雇用改善とインフレの目標回帰は一段と進展する見通しだが、そのペースは「緩やか」になると指摘した。

インフレ率が依然として目標(2─3%)の下限を下回り、力強い雇用の伸びにもかかわらず賃金が上向かない中、中銀は「緩やか」という表現を頻繁に使うようになっている。

トランプ米大統領が欧州や中国に対して発動した輸入関税も新たなリスクとなっている。

ロウ総裁は「世界経済見通しの不透明要因の1つは米国の貿易政策に起因する」と指摘した。

ロイターがアナリスト34人を対象に実施した調査では1人を除く全員が今回の会合での据え置きを予想した。利上げは2019年第3・四半期までないと予想されており、前回調査の19年半ばから後ずれした。

インターバンク先物市場が織り込む19年12月時点の金利は1.70%で、この時期の利上げの確率を約80%織り込んでいることになる。2月時点では19年初めの利上げを完全に織り込んでいた。

豪国内でも過熱していた住宅市場が鈍化し、利上げの必要性は低下している。

不動産コンサルタント会社コアロジックが今週公表したデータによると、6月のシドニーの住宅価格は前年比4.5%低下した。ピーク期には年間20%超値上がりしていた。

UBSのエコノミストは「『家計の資産価値』の低下と整合性があり、消費を圧迫している」と指摘。「マクロプルーデンシャル政策は借り入れ能力を低下させ、住宅市場の明確な鈍化につながっている。この状況は今後も続くだろう」と語った。

*内容を追加しましました。

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