March 17, 2020 / 1:18 AM / 19 days ago

豪中銀、景気支援へ一段の緩和の用意=議事要旨

[シドニー 17日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中銀)は、3月3日に開いた理事会の議事要旨を17日に公表した。理事会では新型コロナウイルスの感染拡大を「前例のない」イベントと認識し、「豪経済を支援するため金融政策をさらに緩和する用意がある」との姿勢が示された。

 3月17日、オーストラリア準備銀行(RBA、中銀)は、3月3日に開いた理事会の議事要旨を公表した。写真はシドニーで2016年5月撮影(2020年 ロイター/Jason Reed)

理事会は、新型コロナが経済成長を著しく押し下げると懸念。政策金利のオフィシャルキャッシュレートを0.75%から過去最低の0.5%へと、25ベーシスポイント(bp)引き下げることを決定した。

しかし、事態は理事会後に急速に悪化。豪中銀は今週、金融システムへの資金供給に乗り出し、新たな刺激策を19日に公表するとした。

アナリストらは、豪中銀は政策金利を0.25%に引き下げ、長期金利の抑制に向けて政府債の買い入れ計画を発表すると予想している。

ANZバンキング・グループ(ANZ.AX)のアナリストらは、こうした措置は資金調達市場の緊張緩和につながる、との見方を示している。

金利ストラテジストのジャック・チェンバーズ氏は「しかし、(緊張緩和への)道のりは平坦ではなく、RBAのさらなる措置や、米ドル調達のストレス後退が前提になる」と指摘。

同氏は、米連邦準備理事会(FRB)による数千億ドルの流動性供給と合わせ、市場の状況が「ある程度正常化」すると予想したが「今のマーケットでは、何も確実なことは言えない」と話した。

<目先の新型コロナ封じ込め「考えにくい」>

議事要旨によると、状況の変化のスピードを考慮すると「密に連絡をとる」ことが重要との見方で一致。4月7日に予定されている次回の定例理事会を待たずに、措置を打ち出す可能性を示唆した。

議事要旨は、新型コロナが近く封じ込められる可能性について「非常に考えにくい」と指摘。新型コロナの問題は、低金利が住宅購入のための借り入れの急増をもたらすとの懸念よりも深刻だとした。

議事要旨はまた「リスク資産の価格が急激に下落している。その前例のなさから、市場はリスクのプライシングに苦慮している」とした。

豪経済は29年にわたって拡大が続いてきたが、アナリストの多くは、今年上半期はリセッション(景気後退)に陥ると予想している。

17日に公表された、ANZのカード保有者による支出状況と、ANZのPOS(販売時点情報管理)システムのデータで、外食や旅行、娯楽関連の支出が軒並み減少していることが分かった。3月4日までの1週間の外食支出は前年同期比1%減少した(2月26日までの1週間は6%増)。娯楽支出は20%、旅行は約7%それぞれ減少した。

*内容を追加しました。

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