[30日 ロイター] - オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は30日、暗号資産(仮想通貨)に関する提案について、市場関係者に意見を求めると表明した。
適切な暗号資産を特定し、暗号資産を裏付けとする金融商品についてグッド・プラクティス(優れた取り組み)を提示することが狙い。
ASICは、暗号資産を裏付けとする上場投資商品(ETP)などの金融商品が適切に開発・規制されなければ、「消費者と市場に損失が及ぶ現実的なリスク」があると指摘。
個人投資家を保護し、公正な市場慣行を維持するため、プライシング、保有、リスク管理、情報開示についてグッド・プラクティスを提示することを提案した。
ASICのキャシー・アーマー委員は「市場の運営機関、商品の発行機関は、そうした商品を開発・運用・許可する際、既存の規制上の義務を満たすことに配慮する必要がある」と述べた。
ASICは、意見募集後に報告書をまとめ、グッド・プラクティスに関する情報を公表するとしている。
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