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豪貿易黒字、12月は6カ月ぶり高水準 関係悪化でも対中輸出好調

 豪連邦統計局が4日発表した2020年12月の貿易収支は、68億豪ドル(51億9000万米ドル)の黒字と、黒字額は11月の50億豪ドルから拡大し、6カ月ぶりの高水準となった。写真はシドニーのコンテナターミナルから航行するコンテナ船。2017年1月撮影(2021年 ロイター/David Gray )

[シドニー 4日 ロイター] - 豪連邦統計局が4日発表した2020年12月の貿易収支は、68億豪ドル(51億9000万米ドル)の黒字と、黒字額は11月の50億豪ドルから拡大し、6カ月ぶりの高水準となった。中国との関係悪化にもかかわらず鉄鉱石の対中輸出が拡大し、石炭輸出も中国以外の需要増で好調だった。

同月の輸出は2.8%増、輸入は2.4%減だった。

中国向けのモノの輸出は21%増の133億豪ドルと、6カ月ぶりの高水準だった。鉄鉱石は輸出量と額がともに増えた。中国は経済成長を維持するために鉄鋼集約型のインフラや建設に依存しており、相場が急騰する中でも、豪州産の鉄鉱石を輸入する以外の選択肢がほとんどない。

10─12月期の貿易黒字は28%拡大し、174億豪ドルとなった。2020年通年の輸出は12%増と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による物流の混乱にもかかわらず底堅い結果だった。

オーストラリアにとって中国が最大の輸出市場であることに変わりはないが、中国政府による輸入制限の対象となっている豪産品について、豪州の輸出業者は中国以外での需要を見いだしている。

ANZのシニア商品ストラテジスト、ダニエル・ハインズ氏は「とりわけ中国が輸入を制限した豪産石炭は素早く新たな輸出先が見つかっている」と指摘。「対中輸出の完全な崩壊は、日本、インド、韓国、タイへの輸出増で十二分に補われている」とした。

12月の原料炭の輸出は前月比28%増、一般炭は25%増だった。堅調な需要を背景に原料炭の価格は過去1年間で25%上昇し、豪ニューカッスル港から輸出される一般炭の価格は約60%上昇した。

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