[メルボルン 22日 ロイター] - オーストラリアは、重要な鉱物産業の発展に向けて米国と政策や投資を調整する協定で合意した。
オーストラリアは世界のリチウムの約半分を供給しているほか、電気自動車(EV)や防衛用のバッテリーに使用されるレアアースなどの鉱物を供給している。
水素とアンモニアの主要生産国の地位を目指す中、今回の協定はクリーンエネルギー分野も対象とする。
アルバニージー首相は、昨年8月以降世界の再生可能エネルギーのサプライチェーン(供給網)を活性化させた米国のインフレ抑制法(IRA)のような法律に支えられ、豪企業への投資が増加すると説明した。
首相は広島で開かれた日米豪印4カ国の枠組み首脳会議に記者団に「これはオーストラリアに大きなチャンスをもたらすものだ」と強調した。
米豪首脳は20日の合意発表声明で、米国家安全保障会議と豪産業省の閣僚が作業部会に参加し、より強力な産業協力を促し、開発を加速させるための計画を年末までに策定すると明らかにした。
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