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独VW、EV移行に向けたコバルトの長期供給確保へ
2017年9月25日 / 07:31 / 25日前

独VW、EV移行に向けたコバルトの長期供給確保へ

 9月22日、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲンは電気自動車(EV)への移行を加速する中、EVのバッテリー充電に不可欠な金属であるコバルトの長期的な供給を確保するための入札を実施する。ロンドンで2016年撮影(2017年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 22日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE)は電気自動車(EV)への移行を加速する中、EVのバッテリー充電に不可欠な金属であるコバルトの長期的な供給を確保するための入札を実施する。

コバルト業界関係者がロイターに語ったところによると、VWは生産業者に対し、2019年から10年間にわたってコバルトを供給する提案を9月末までに提出するよう求めている。

VWはEVを含めた無公害車(ゼロエミッションカー)分野に2030年までに200億ユーロ(240億ドル)超を投資し、大量消費市場の創出で先行する米テスラ(TSLA.O)に挑む方針だ。

コバルト業界関係者の話では、VWは生産業者に対し、生産する方針のEV台数は示しているが、必要なコバルトの量を伝えていない。このため、生産者側でコバルトの供給量を推計する必要があるという。

VWは、入札の詳しい内容に関するロイターの質問に答えなかったが、同社は2025年までにEV向けに150ギガワット時を超える容量のバッテリーが必要になるとの見通しを示した。

コバルト業界関係者によると、VWは今年末までに契約を締結する意向であり、固定価格での供給を求めている。

コバルトの全世界の生産は約65%をコンゴ民主共和国(旧ザイール)が占めており、今年の生産量は約10万トンと推計されている。カナダや中国、ロシア、オーストラリア、ザンビアも主要生産国だ。

企業別ではグレンコア(GLEN.L)が昨年、2万8000トン余りを生産して他社を圧倒している。

コバルトの価格は現在、1ポンド当たり約30ドルと、2015年12月の10ドル弱から値上がりして2008年10月以降で最高の水準となっている。

アナリストの推計では、バッテリー1台当たり8─12キログラムのコバルトが使われる。VWは2025年までに300万台のEV生産を目指している。これを実現するには2400万─3600万キログラムのコバルトが必要になり、現在の価格では総額16億─24億ドルに相当する。

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