[ベルリン 1日 ロイター] - 独フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)は1日、米電気自動車(EV)大手テスラについて、多くの過程で業界の2倍のペースで作業を進めているが、EV競争に勝つには高度で複雑な工場作業を加速させ、質の高い労働者を見つける必要があるとの見方を示した。
ディース氏は、テスラがベルリン近郊に新工場を建設してVWに挑戦しており、ゼロからのスタートやモデルが少ないことから軌道修正が行いやすいと優位点を指摘した。
しかし、VWも作業を加速していると説明。ボーフムで行われた自動車業界の会合で「われわれの側も多くを進め、加速させている。今後数年は厳しい競争になるだろう」と述べた。
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