[サンフランシスコ 6日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転車子会社であるクルーズのジル・ウェスト最高執行責任者(COO)は6日、同社は今年コスト削減に重点的に取り組むと表明した。
ウェスト氏は技術関係の会合で、部品コストと部品の品質の両面を考慮していくと強調。ただ今年の詳しい支出計画には言及しなかった。
クルーズは無人運転技術に対応したシボレー・ボルトを使い、サンフランシスコで限定的にロボタクシーのサービスを提供している。ウェスト氏によると、同社は無人運転の走行実績が100万マイル強となった。
クルーズはまた、完全自動運転車「オリジン」の開発も進めている。オリジンはハンドルがなく、配車サービスや配送用にドアが地下鉄車両のような仕様になっている。
ウェスト氏はオリジンについて、認証の最終段階にあり、本格生産へ向けた準備は整っていると説明。技術的問題や規制面の手続きといった参入障壁の大半は今年中に乗り越えられるとの見方を示した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」