October 29, 2019 / 3:35 AM / 20 days ago

アングル:トラック荷台をホテルや美容院に、自動運転で新ビジネス

 10月25日、電動自動車(EV)の新しい技術や用途が大きなテーマになっている「東京モーターショー2019」(11月4日まで開催)で、トラックやバスを「移動するビジネス拠点」に変貌させる近未来モデルが注目を集めている。写真はショーで展示された日野自動車の「フラットフォーマー」。24日撮影(2019年 ロイター/Soe Zeya Tun)

[東京 25日 ロイター] - 電動自動車(EV)の新しい技術や用途が大きなテーマになっている「東京モーターショー2019」(11月4日まで開催)で、トラックやバスを「移動するビジネス拠点」に変貌させる近未来モデルが注目を集めている。

日野自動車(7205.T)が展示しているのは、人や荷物を載せるボディーを自由に取り換えることができる新しいコンセプトのトラック「フラットフォーマー」。提供したいビジネスを客がいる場所にそのまま持ち込むというオン・デマンドの電動車サービスを実現することが狙いのひとつだ。

さまざまな用途に合わせてデザインした荷台部分を完全自動運転の車台に載せて走らせる。荷物などを運ぶという従来の用途だけでなく、ビジネスの狙いや顧客ニーズごとに「店舗」となる荷台を作ることができ、美容院を開いたり、客室のあるミニホテルにしたり、とトラックの新しい可能性が広がる。

もちろん、深刻な人手不足に悩む運送業者にとっても、作業の効率化への大きな効果が期待できるという。同ショーに展示されていたのはバッテリー式のコンセプトモデルで、荷台部分には収納ボックスが積み上げられ、宅配会社の仕分け・出し入れ・配達が容易にできるようになっていた。

「基本的に台車の部分は共用で使ってもらい、上のボディーに関しては顧客のサービスに合わせて変幻自在に」カスタマイズできる、と同社デザイン部創造デザイン室の花澤淳之・未来プロジェクトグループ長は言う。トラックの役割が、モノや人を運ぶとともに、リアルな店舗や施設を移動させる「プラットフォーム」になるというわけだ。

ダイハツ工業も、荷台部分が交換可能な軽トラックのコンセプトカー「ツムツム」を出展している。収穫した農作物を運んだり、フードトラックとして使用したりできるほか、レストランへの食材の配達にも対応が可能。ダイハツの顧客ベースである農家は高齢化が進みつつある。そうした現行の顧客の利便を向上させるだけでなく、新ビジネスからのニーズ取り込みを狙う。

ダイハツ工業デザイン部第1デザイン室の岩波修・副主任は、新顧客の開拓には「従来の使い方以外のマルチな使い方ができるようなプラットフォームを提供していかないと」いけない、と語る。

どちらの車体も製品化は数年後になるとみられる。一方、トヨタ自動車(7203.T)は、自動運転バスの「イーパレット」の実用化モデルの開発を行っている。こちらも、例えば移動型レストランやオフィスとして使用することが可能だ。

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