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英アカデミー賞、「西部戦線異状なし」が作品賞など7部門で受賞

 英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)賞の授賞式が19日、ロンドンで行われ、14部門でノミネートされていた「西部戦線異状なし」のリメーク版が作品賞など主要部門で受賞した。写真は同作品の関係者ら(2023年 ロイター/HENRY NICHOLLS)

[ロンドン 19日 ロイター] - 英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)賞の授賞式が19日、ロンドンで行われ、14部門でノミネートされていた「西部戦線異状なし」のリメーク版が作品賞など主要部門で受賞した。

同作はネットフリックスがドイツ語で製作した戦争ドラマで、原作は独作家エーリヒ・マリア・レマルクが若いドイツ兵の視点から第一次世界大戦の惨状を描いた1928年発表の小説。

作品賞のほか、監督賞、脚色賞、非英語作品賞など6賞を獲得した。

プロデューサーのマルト・グルナート氏は作品について「右翼による政治的な国家主義プロパガンダに毒され、冒険だと考えて戦争に行く若者の物語。本が出版されてから100年たっても、このメッセージは現代に関連があると思えた」と語った。

主演男優賞は「エルヴィス」でプレスリーを演じたオースティン・バトラー、主演女優賞は「TAR/ター」でオーケストラ指揮者を演じたケイト・ブランシェットが受賞した。

また、収監中のロシア野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を描いた「ナワリヌイ」がドキュメンタリー賞を受賞した。

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