[ロサンゼルス 19日 ロイター] - 米映画芸術科学アカデミーは19日、カナダ出身の俳優マイケル・J・フォックスさん(61)にアカデミー賞特別賞「ジーン・ハーショルト博愛賞」を授与した。同氏本人が長年患うパーキンソン病の研究に関する支援活動をたたえた。
1980年代のテレビコメディー「ファミリー・タイズ」や映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズへの出演で人気を博したフォックスさんは、29歳のときに神経疾患であるパーキンソン病と診断された。その後、俳優活動を縮小し、2000年には治療法を探す資金を提供するために財団を設立。これまでに15億ドルを集めた。
フォックスさんは受賞スピーチで、病気について何年も公開しなかったのは「私が苦しんでいることを観客が知ったら、笑ってもらえるか分からなかったため」と明かし、最も困難だったのは「不確実性に立ち向かうことだ」と語った。
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