January 14, 2020 / 2:09 AM / 7 months ago

アカデミー賞、「ジョーカー」最多11部門で候補 多様性欠くとの声も

[13日 ロイター] - 第92回米アカデミー賞のノミネートが13日発表され、バットマンの宿敵ジョーカーの誕生を描いた映画「ジョーカー」が最多11部門でノミネートされた。一方で、同賞は過去数年間、多様性を高めるよう取り組んできたものの、今回のノミネートでは白人男性が多くを占め、多様性に欠けるとの声も聞かれた。

「ジョーカー」は、精神的な病を抱えた孤独な男性が暴力行為によって有名になる様子を描いた作品。同作は主演男優賞(ホアキン・フェニックス)、作品賞、監督賞(トッド・フィリップス)などで候補に挙がった。フェニックスは今月、アカデミー賞の前哨戦となるゴールデン・グローブ賞でもドラマ部門の主演男優賞に輝いている。

このほか作品賞にノミネートされたのは、カーレースがテーマの「フォードvsフェラーリ」、ネットフリックス(NFLX.O)制作のギャング映画「アイリッシュマン」と夫婦の離婚に関する「マリッジ・ストーリー」、ナチス・ドイツ時代を描いた風刺作品「ジョジョ・ラビット」(日本公開1月17日)、戦争映画「1917 命をかけた伝令」(同2月14日)、クエンティン・タランティーノ監督による「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」、韓国のポン・ジュノ監督作「パラサイト 半地下の家族」、小説「若草物語」に基づく「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」(同3月)。

「アイリッシュマン」「1917」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、それぞれ10部門でノミネートされた。

ネットフリックスは24のノミネートを獲得。これにはオバマ前米大統領とミシェル夫人の制作会社と手掛けたドキュメンタリー「アメリカン・ファクトリー」も含まれる。

監督賞の候補はすべて男性。「ストーリー・オブ・マイライフ」の女性監督グレタ・ガーウィグ氏は外れたが、脚色賞で候補に挙がった。

バラエティ誌のチーフ映画評論家、オーウェン・グレイバーマン氏は「今年の候補者には、ノミネートに値しない人は見当たらない。ガーウィグ監督がノミネートされなかったのは、必ずしも性別に基づく判断ではないだろう」とロイターに語った。

ノミネートされた俳優のうち白人でなかったのは、「ハリエット」(同3月)で奴隷解放運動家の黒人女性を演じたシンシア・エリヴォのみ。

 1月13日、第92回米アカデミー賞のノミネートが発表され、「ジョーカー」が最多11部門でノミネートされた。写真は主演のホアキン・フェニックス。ロサンゼルスで9月撮影(2020年 ロイター/Mario Anzuoni)

米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは2016年、候補者が白人ばかりだとの指摘を受け、より多くの女性や白人以外の人物を会員として招待。多様性の拡大に努めていた。

13日の発表では、「アイリッシュマン」に出演したロバート・デ・ニーロ、「ハスラーズ」(同2月7日)のジェニファー・ロペス、「ルディ・レイ・ムーア」 のエディ・マーフィ、ディズニー(DIS.N)のアニメ作品「アナと雪の女王2」は、ノミネートから外れた。

アカデミー賞の授賞式はハリウッドで2月9日に開催される。

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