February 5, 2018 / 12:29 AM / 4 months ago

三井物産、豪ガス大手AWE巡る買収合戦で勝利

[メルボルン 5日 ロイター] - 豪ガス生産大手AWEAWE.AXは5日、同社に対し現金約5億9400万豪ドル(約4億8000万米ドル、1株当たり0.95豪ドル)での買収を提案していた三井物産(8031.T)と交渉に入ったと明らかにした。

 2月5日、豪ガス生産大手AWEは、同社に対し現金約5億9400万豪ドル(約4億8000万米ドル、1株当たり0.95豪ドル)での買収を提案していた三井物産と交渉に入ったと明らかにした。写真は三井物産のロゴ。東京の同社本社前で1月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

AWEに対しては、豪ミネラル・リソーシズ(MIN.AX)、中国国有の中国国儲能源化工集団(CERCG)も買収を提案していたが、三井物産が3社による買収合戦を制した。

三井物産の提示額は他の2社を上回る水準だった。

買収が実現すれば、三井物産初の豪企業買収となり、西豪州の大型陸上ガス田、ウェイトシアガス田の50%権益を取得、初めてガス田のオペレーターとなる。

AWEは先月末、三井物産からの買収提案を受け、先に買収案で合意していたミネラル・リソーシズに対し、三井物産の提案に見合うよう提示額を引き上げる期限を2月2日と通知し、引き上げない場合は三井物産と交渉に入ると明らかにしていた。

AWEは5日の発表文書で、ミネラル・リソーシズが期限までに三井物産の提案に見合う提案をしなかったと説明。株主に対し、三井物産の提案を受け入れるよう勧告した。また、CERCGによる1株0.73豪ドルの買収案を拒否するよう促した。

AWEのウィリアムズ会長は「三井物産の提示額は、他の提案を大幅に上回るものであり、優れた価値提案だ」と語った。

三井物産の提示額は、CERCGの買収案が昨年11月に明らかになる前のAWEの株価を74%上回る水準で、CERCGの案を30%、ミネラル・リソーシズの案を14%、それぞれ上回った。

在京のエネルギーコンサルタント会社、Mathyos Japanのトム・オサリバン氏は「三井物産にとっては比較的低リスクの投資となるはずで、豪国内のガス価格が上向いていることを踏まえると、まずまずのリターンを得る可能性がある」と分析した。

市場ではさらに別の買収提案者が出現することはないとの見方から、AWEの株価は3.6%安の0.95豪ドルとなった。

AWEによると、三井物産は今月9日に買付者報告書を公表する見通し。

*内容を追加しました。

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