June 5, 2016 / 10:16 PM / 3 years ago

バングラ中銀の不正送金、NY連銀が最初の依頼拒否=関係筋

6月3日、バングラデシュ中銀をめぐる資金盗難事件で、同中銀の振出口座を持っていたニューヨーク連銀が送金実行前に情報不足のため送金指示を拒否していたことが明らかになった。写真はダッカのバングラ中銀。3月撮影(2016年 ロイター/ASHIKUR RAHMAN)

[ダッカ/ニューヨーク 3日 ロイター] - バングラデシュ中央銀行のシステムがハッキングされ、8100万ドルが不正送金された問題で、同中銀の振出口座を持っていたニューヨーク連銀が、送金を実行する前に情報が不足しているとして送金指示を拒否していたことが3日、関係者の話で明らかになった。

ニューヨーク連銀、バングラ中銀の関係者によれば、不正送金が発生した今年2月、ニューヨーク連銀は当初、海外のさまざまな銀行口座への送金を要請する35件の指示を拒否したという。この後に受けた再送金指示のうち、いくつかを実行したことで、ニューヨーク連銀が警告サインを見過ごしたのではないかとの疑問が生じている。

2人の関係者によれば、ニューヨーク連銀は、国際銀行間通信協会(SWIFT)の正式なフォーマットではなかったことから、1回目の送金指示を拒否した。バングラ中銀の関係者は、指示書には送金を受け取る送金契約(コルレス契約)銀行が抜けていたと述べた。

バングラ中銀のシステム経由でSWIFTに侵入したハッカーの送金依頼はいったん阻止されたが、その後ハッカーは再度、連銀に35件の送金を指示。連銀関係者によると、2回目の指示は適切な送金依頼のフォーマットになっており、SWIFTによって正式に認証されていたという。

技術的な問題はなかったものの、連銀は2回目の送金指示35件のうち、30件を拒否。だが5件の計1億0100万ドル分は実行した。このうち1件(2000万ドル分)は、スペルミスが原因で送金が戻された。

連銀はこれまで、経済制裁審査に関する警告を理由に、2回目の送金指示のうちの30件を拒否したと説明してきた。それが後になって、不正送金の可能性があると判明した。

バングラ中銀関係者らは、ニューヨーク連銀が1回目と2回目のすべての送金指示を拒否すべきだったと話している。

別の関係者は、最終的に実行された4件の送金について、ニューヨーク連銀内で問題として取り上げられるべきだと語った。4件はバングラ中銀の指示としては珍しい個人口座宛てとなっていたほか、その偽の名義はニューヨーク連銀が拒否した30件の送金先の中にも含まれていたからだ。

バングラ中銀とSWIFTはコメントを控えた。ニューヨーク連銀は手続きに問題はなかったとの立場を示しており、警告サインを見逃したかどうかについてコメントしていない。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below