May 29, 2019 / 3:50 PM / 21 days ago

カナダ中銀、政策金利据え置き 経済減速は「一時的」

[オタワ 29日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は29日、政策金利を予想通り1.75%に据え置いた。経済減速が一時的である兆候が多く見られ、第2・四半期には成長が加速するとの見方を示した。

中銀は現在の金利が依然として「適切」との文言を踏襲。インフレ率は今後数カ月間で中銀目標の2%近辺を維持することが予想されるとした。

前回(4月24日)会合時には、将来の利上げの必要性を巡る文言が削除され、2019年の成長見通しを1.7%から1.2%に下方修正。将来の政策判断は引き続き経済指標に依存するとの見方を繰り返した。

中銀は声明で「最近の経済指標は2018年末および19年初めの経済減速が一時的との見方を裏付けている。とはいえ、世界的な通商リスクは上昇している」とした。

カナダ中銀は17年7月以降に5回の利上げを実施。18年10月以降は政策金利を1.75%に据え置いている。

中銀は成長見通しに対する楽観的な見方を強める一方、世界的な貿易に起因するリスクが高まっていると指摘。「最近の貿易摩擦の激化によって、経済見通しの不確実性が増している」とし、「中国によって導入された貿易制限がカナダの輸出業者に直接影響を及ぼしている」とした。

中国は3月以降、カナダ産キャノーラ(菜種)の輸入禁止措置を実施しているが、中銀は米国との通商面での緊張緩和がプラスの効果をもたらすと言及。米国が今月、カナダとメキシコに対する鉄鋼・アルミニウム輸入関税を撤廃し、米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の批准に向け前進したことを受け、「カナダの輸出業者と投資にとってポジティブ」と述べた。

さらに中銀は、原油価格が直近の安値を上回って推移し、生産量が増加しているため、カナダの原油セクターが回復し始めているとしたほか、住宅市場は全国的に一段と安定しているとの見方を示した。

CIBCキャピタルマーケッツのシニアエコノミスト、ロイス・メンデス氏は「中銀は経済が予想通り持ち直すかどうかを見極めるため、様子見姿勢を当面維持するだろう」とした。

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