May 30, 2019 / 8:37 PM / 3 months ago

カナダ中銀、米・EUの通商摩擦を懸念=上級副総裁

[カルガリー(加アルバータ州) 30日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁は30日、企業投資は全般的に緩やかに拡大するとの見通しを示した。ただ、米中に加え、米国と欧州連合(EU)との間の通商摩擦の高まりに懸念を表明した。

ウィルキンス上級副総裁は訪問先のカルガリーで、石油・ガス部門は価格下落や輸送問題で打撃を受けたが、「(石油・ガス以外の)その他の産業における投資の伸びは経済指標に明確に表れるようになる」とし、企業投資をけん引すると述べた。

中銀は29日、政策金利を予想通り1.75%に据え置くことを決定。減速は一時的なものであることを示す確証は得られているとしながらも、経済の展開を注視しながら様子見姿勢を取るとした。

ウィルキンス氏は、中銀が見通しを示すに当たり現在進行中の米中貿易戦争が不確実要因になったと指摘。中銀は米・EU間の通商摩擦も高まる可能性があるとみているとし、7月の新たな経済見通しの公表に向け、多方面の貿易摩擦の影響を理解する必要があるとの認識を示した。

カナダ中銀は2017年7月から18年10月にかけて5回の利上げを実施したが、その後は高水準の家計債務のほか、原油安や通商摩擦などを理由に金利据え置きを決定している。

ウィルキンス氏は「現在の金融政策の下で実現されている緩和の度合いは適切」との考えを改めて表明。ただ、今回の決定に当たり理事会は「極めて平坦化、もしくは一部で逆転した」利回り曲線が示すシグナルに関する討議に時間を割いたことを明らかにした。

利回り曲線のこうした動きは多くの中央銀行がトーンを変化させていることを一部反映したとしながらも、「成長見通しに対する懸念も反映されている可能性がある」とし、「中銀はこうしたシグナルを引き続き注視していく必要がある」と述べた。

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