September 5, 2019 / 9:00 PM / 14 days ago

カナダ経済、衝撃に「復元力」 米中摩擦はリスク=中銀副総裁

[オタワ 5日 ロイター] - カナダ銀行(中銀)のローレンス・シェンブリ副総裁は5日、カナダ経済はマイナスの衝撃に対し「歓迎すべき度合いの復元力」を示していると述べた。ただ中銀が近く利下げを決定するか手掛かりは与えなかった。

カナダ中銀は4日、政策金利を予想通り1.75%に据え置くことを決定。ただ将来の利下げに関する言及はなく、来月に利下げが実施されるとの見方は後退した。

シェンブリ副総裁は東部ノバスコシア州のハリファクスで行った講演で、労働市場関連の指標が力強いことに加え、住宅市場が再び上向いていることに言及し、カナダ経済は「ソフトパッチ(景気の一時的後退)を明らかに脱した」と指摘。「こうしたことは、カナダ経済にはマイナスの経済情勢に対する歓迎すべき度合いの復元力があることを示している」と述べた。

また、米中貿易戦争の激化が輸出依存度が高いカナダ経済に対する最大の下方リスクとなっていると指摘。カナダの政策金利が現在1.75%と、米国を50ベーシスポイント(bp)下回っていることに言及し、中銀は「カナダの状況に沿って適切に金融政策運営を行う」とした。

カナダ中銀の次の政策決定会合は10月30日。シェンブリ副総裁の講演はこの会合での利下げの可能性の手掛かりを得るために注目されていた。講演後、オーバーナイト・インデックススワップ市場が示す10月会合で利下げが実施される確率は39.6%と、50%近辺から低下した。

ロイターが前週に実施したエコノミスト調査では、中銀が年内に利下げに踏み切るか、2020年初旬まで据え置きを継続するか、意見が分かれた。

CIBCキャピタル・マーケッツの首席エコノミスト、アベリー・シェンフェルド氏は「シェンブリ副総裁は手の内を見せなかった」と指摘。市場では第4・四半期中に利下げが実施されるとの見方が大勢となっているが、シェンブリ副総裁は講演では直接こうした見方には反論しなかったとし、「第4・四半期の利下げを阻むものない」と述べた。ただ利下げの時期については「10月の方が12月よりも確率が高いとの示唆はなかった」とした。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below