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中国大手行、第3四半期は10%以上増益 不良債権比率横ばい

[北京/上海 29日 ロイター] - 中国の大手国有銀行5行が発表した第3・四半期決算は、軒並み10%以上の増益となった。不良債権比率は横ばいだった。

 10月29日、中国の大手国有銀行5行が発表した第3・四半期決算は、軒並み10%以上の増益となった。不良債権比率は横ばいだった。写真は中央銀行である中国人民銀行の本店、北京で2020年2月撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)

中国工商銀行が29日発表した第3・四半期の純利益は前年比10.6%増。中国銀行は13.2%の増益、交通銀行は37.9%の増益、中国建設銀行は15.6%の増益だった。

中国農業銀行が28日発表した第3・四半期決算も14%の増益だった。

5行の第3・四半期末の不良債権比率は、第2・四半期末との比較で小幅低下もしくは横ばい。

ただ、収益性の指標となる純金利マージンは全体で第2・四半期から横ばいもしくは低下だった。

中国では不動産開発大手、中国恒大集団の資金繰りが悪化しており、国内経済や国際金融市場への影響が懸念されている。

交通銀行の第3・四半期末時点の住宅ローンは、前年同期比で小幅に増加。他の4行は融資の内訳を公表していない。

複数の報道によると、一部の都市では住宅ローンが増え、住宅ローン金利が低下しており、不動産融資規制が小幅に緩和される兆しが出ている。

<中小銀行>

最近の不動産開発会社のデフォルト(債務不履行)は、大手行にはほとんど影響を及ぼしていないが、一部の中小銀行は大きな打撃を受けている。

中小銀行の多くは、不動産開発会社向けの融資や住宅ローンの比率が大手行より高く、不動産開発会社の資金繰り悪化は、一部の中小行に大きな影響を及ぼしている。

中国恒大集団の許家印会長は、9月に出した声明で「(中国恒大の)資金繰り問題で盛京銀行が重大な悪影響を受けている」と表明。

中国恒大が広東省政府に充てた書簡によると、昨年6月末時点で多くの中小銀行が中国恒大に融資を行っていた。書簡は昨年9月に外部に流出したもので、中国恒大は偽物だと主張。関係筋は、書簡は偽物ではないと述べている。

中国当局は29日、金融の不安定化を回避するためにシステム上重要な銀行に損失吸収能力の強化を義務付ける規則を発表した。

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