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世界経済、来年初めまでに軽度のリセッション入り=スタンチャートCEO

6月8日、英大手銀行スタンダード・チャータードのウィンターズ最高経営責任者(写真)は、世界経済が来年初めまでに「比較的落ち込み幅が小さくて期間も短い」景気後退(リセッション)に陥るとの見通しを示した。北京で2019年3月撮影(2022年 ロイター/Thomas Peter)

[ムンバイ 8日 ロイター] - 英大手銀行スタンダード・チャータード(スタンチャート)のウィンターズ最高経営責任者(CEO)は8日、世界経済が来年初めまでに「比較的落ち込み幅が小さくて期間も短い」景気後退(リセッション)に陥るとの見通しを示した。主要中央銀行が、賃金上昇などの構造的なコスト圧力に引っ張られている物価高騰に取り組むためだという。

ウィンターズ氏はロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで「中銀はこのインフレ問題に正面から立ち向かわなければならないと思う」と発言。ただ、今は消費者と企業の借金が少ないおかげで金融システムが強固で、これが世界金融危機後に比べて急速な経済の回復を後押しするだろうと主張した。

中国についてウィンターズ氏は、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が景気拡大の足を引っ張ったため、今後も成長は続くがペースは鈍ると予想した。それでもいったん旅行や消費活動の規制が緩和されれば、スタンチャートの中国と香港における事業も「しっかりした成長」の軌道に戻るとみている。

同氏はスタンチャートの人員に関して「雇用市場が非常に熱を帯びている点を踏まえ、意味のある規模でレイオフを行おうとは思っていない」と述べた。

また同氏は、スタンチャートが手掛ける金融市場、決済、資産管理の各事業はアジアと中東、アフリカにおける堅調さが全体をけん引すると先行きを楽観。新興市場では特にアジアと南アジアが地域の「成長ストーリーが構造的な形に再定着」する期待があり、今後は明るいとしている。

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