[ロンドン 28日 ロイター] - 英銀大手バークレイズは28日、仕組み商品のミスで約4億5000万ポンド(5億9180万ドル)の損失を計上したと発表し、自社株買いが遅れるとの見通しを示した。
仕組み商品部門が約1年間にわたって販売した証券が販売登録額を上回り、当初の購入価格で買い戻す必要が生じたという。
損失額の4億5000万ポンドは「現時点で最善の推計値」で、コア資本比率は目標レンジ(13─14%)の半ばまで低下するという。
計画していた10億ポンドの自社株買いは第2・四半期に延期する。独立した調査を委託したことも明らかにした。規制当局も情報収集を進めている。
同行の株価は朝方の取引で3%下落。
現行の自社株買いプログラムは延期されるだけだが、将来の株主還元が減る可能性もあるという。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」