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英バークレイズ、日本含むアジアの株式業務から撤退

1月21日、英バークレイズは、収益改善に向けた戦略見直しの一環として、数カ国の投資銀行部門の人員削減を発表。日本を含むアジア地域で現物株式の業務から撤退する。ロンドンで2013年7月撮影(2016年 ロイター/TOBY MELVILLE)

[香港/東京 21日 ロイター] - 英バークレイズBARC.Lは、収益改善に向けた戦略見直しの一環として、数カ国の投資銀行部門の人員削減を発表した。日本を含むアジア地域で現物株式の業務から撤退する。社内向けメモで明らかになった。

同メモによると、バークレイズは、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ロシア、韓国、台湾、タイで投資銀行部門を閉鎖する。

関係筋によると、アジアの現物株式業務からの撤退により約200人が削減される。別の関係筋は、アジア地域で合計450人が削減されると話した。

日本株業務からも実質撤退する。東京の日本株リサーチ、セールス、トレーディング業務を閉鎖する。関係筋によると、これによって約80─90人が削減の対象となる。

日本の投資銀行部門がどのような影響を受けるかは明らかになっていない。ただ、同社の投資銀ビジネスはすでに規模が小さく、トムソン・ロイターのデータによると、バークレイズは2015年、リーグテーブルの上位25社に入っていなかった。

江本恵美

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