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WRAPUP 1-欧米、ベラルーシの強制着陸を非難 EUは制裁発動へ

[ブリュッセル/キエフ/ニューヨーク 24日 ロイター] - ベラルーシが民間旅客機を強制着陸させ、反体制派のジャーナリストを拘束した問題を受け、欧州連合(EU)は24日、ベラルーシに対する経済制裁発動で合意した。バイデン米政権もベラルーシを強く非難。事件の責任を問うための選択肢を検討するよう指示した。

ベラルーシ当局は23日、アテネからリトアニアに向かっていた欧州格安航空会社(LCC)ライアンエア旅客機にミンスクの空港に緊急着陸するよう指示し、着陸後に搭乗していたベラルーシの反体制派ジャーナリスト、ロマン・プロタセビッチ氏(26)の身柄を拘束した。

ベラルーシ内務省は、プロタセビッチ氏が刑務所に収監されていると発表。体調不良は訴えていないという。

プロタセビッチ氏はオンラインに動画を投稿し、健康状態は良好とした上で、昨年のミンスクでの大規模な騒動を主導したことを認めた。ただ、支持者らは強要された発言だと非難した。欧米諸国は即時解放を求めている。

バイデン大統領はベラルーシを強く非難。サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は24日、亡命中のベラルーシ野党指導者スベトラーナ・チハノフスカヤ氏と電話会談を行い、「米国は民主主義、人権、基本的自由を求めるベラルーシ国民を強く支持する」と伝えた。ホワイトハウスが明らかにした。

EUは24日開いた首脳会談で、ベラルーシの航空会社が運航する航空機の欧州の空域飛行を禁止すると同時に、航空各社にベラルーシの空域を飛行しないよう要請。国際民間航空機関(ICAO)に対して早急な調査を求めた。

国連のグテレス事務総長も今回の事件への「深い懸念」を示した上で、「透明性のある独立調査を求める声を支持する」と表明した。事務総長報道官が24日、記者団に述べた。

<国家主導のハイジャックと非難>

EUと米国は、ベラルーシのルカシェンコ大統領が昨年の大統領選後に反体制派を厳しく取り締まったことを受け、同国に経済制裁を既に科している。

大統領選ではルカシェンコ氏が圧勝、不正選挙があったとして政権への大規模な抗議集会が起きたが、同氏は抗議運動を抑え込み、反体制派の多くが拘束されたか国外に亡命している。

ベラルーシは、ライアンエア旅客機を緊急着陸させる要因となった爆破予告にパレスチナのイスラム組織ハマスの名前が記されていたと発表している。

ライアンエアのマイケル・オライリー最高経営責任者(CEO)は「国家主導のハイジャック」と非難した上で、治安要員が旅客機に搭乗していたとの見方を示した。

リトアニア当局は、ライアンエアの便で到着予定だった5人の乗客がリトアニアに到着しなかったと明らかにし、ベラルーシ当局に拘束されたプロタセビッチ氏とその同伴者以外、3人がミンスクで同機から降りた可能性があると述べた。同機がギリシャを発った時に126人の乗客が搭乗していたが、リトアニアには121人の乗客しか到着しなかったという。

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