[ロンドン 26日 ロイター] - 英国のロンドン近郊のテムズ川流域で26日、前日に続いてシロイルカ(ベルーガ)が川面に姿を見せた。
このシロイルカが最初に目撃されたのは25日、河口南側のケント州グレーブセンド近く。
イルカ・クジラ類保護団体の幹部は「再び姿をみせたことに驚くとともに少し残念だ。もっと水中の深いところ、本来生息する場所に移動するよう望んでいた」と話した。
テムズ川に迷い込んだ理由については「もっと詳しく調べないと分からないが、可能性が高いシナリオは、備わっている進路決定能力に障害が生じたと考えられる」と指摘した。
シロイルカは成長すると最大で体長5.5メートル程度となる。多くの時間をアラスカ、カナダ、ロシアの沿海で過ごすが、食べ物を求めて遠くまで移動することもある。
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