August 26, 2019 / 2:53 AM / 24 days ago

G7、米中貿易摩擦やイラン・北朝鮮問題で溝が鮮明に

[ビアリッツ(フランス) 25日 ロイター] - フランスのビアリッツで開かれている主要7カ国(G7)首脳会議では、米中貿易摩擦の激化やイランおよび北朝鮮の核開発問題、ロシアのG7復帰の是非について意見の相違が表面化した。

ただ、トランプ米大統領は25日、他のG7諸国との関係は良いままだと強調した。

ロシアはクリミア併合を受け2014年にG8から除外されたが、トランプ氏は先に、ロシアの復帰が適切との考えを表明。

欧州の当局者は、24日の夕食会で取り上げられた問題のうち、ロシは最も厄介だっと明かした。「G7が自由民主主義国の集まりであるべきとの考えを巡りやや緊迫した話し合いとなった。米大統領は明らかにこの考え方に同調しなかった」と述べた。

トランプ氏は、イランやシリアといった問題については、ロシアが主要な当事国であるため、協議に巻き込むことが道理にかなっていると主張してきた。

米中貿易摩擦の激化が世界経済のさらなる悪化を招くとの懸念もG7に影を落としている。

ジョンソン英首相は24日、保護主義の拡大について懸念を表明し、関税を支持する諸国は「世界経済の悪化の責任を問われるリスクを負っている」と指摘した。

25日のトランプ氏との会談では「われわれは全体として貿易上の平和を望んでおり、可能ならトーンダウンが好ましい」と述べた。

イタリアのコンテ首相は保護主義がもたらすリスクについて警鐘を鳴らし、米国に対し、ドイツ車へ追加関税を課さないよう求めた。

<G7以外の首脳招待を米高官は批判>

議長を務めたマクロン大統領はアフリカの複数国の首脳を招待し、アフリカの課題について討議する場を設けた。25日の夕食会にはインド、オーストラリア、チリ、スペインの首脳も加わり、環境などの問題について議論した。

ただ、複数の米政府高官は、マクロン大統領は世界の主要な課題よりも「地域特定の問題」に焦点を当てることでG7の枠組みを「破壊」しようとしていると批判。

イランのザリフ外相も25日、マクロン大統領の招待を受けてビアリッツを訪問し、フランスの当局者らと会談した。これについて米ホワイトハウス当局者は「サプライズ」だったと述べた。ザリフ氏と会談した米当局者はいなかったという。

 8月26日、フランスのビアリッツで開かれている主要7カ国(G7)首脳会議では、米中貿易摩擦の激化やイランおよび北朝鮮の核開発問題、ロシアのG7復帰の是非について意見の相違が表面化した。写真はG7のワーキングセッションの様子。25日フランスのビアリッツでの代表撮影(2019年/ロイター)

一方で、トランプ大統領と安倍晋三首相は25日、日米通商交渉が原則合意したことを明らかにした。トランプ氏は「大きな取引だ。われわれは原則合意した。農業従事者にとって素晴らしいものだ」と語った。

ただ、北朝鮮による一連のミサイル発射については、日米首脳に見解の相違がみられた。

このほか、トランプ氏は25日のジョンソン氏との会談で、非常に大規模な米英通商協定を目指す考えを表明し、ジョンソン氏は首相に適任だと称賛した。ジョンソン氏は一方で、欧州連合(EU)離脱協定案の再交渉に応じるようEU側を説得できておらず、EU加盟国との溝が深いまま、就任後初めてG7に参加することとなった。

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