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バイナンス、ビットコイン引き出し一時停止 大量取引で手数料上昇

 5月8日、暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスが8日、ビットコインの引き出しを再開した。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで昨年11月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[シンガポール 8日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスは8日、数時間にわたってビットコインの引き出しを停止した。大量の取引で手数料が上昇したとしている。

7日夜に1時間停止した後、8日の早い時間にも再び停止。同取引所は、ブロックチェーン(分散型台帳)に取引を記録する上で十分な報酬を「採掘者(マイナー)」に提供していなかったため、処理待ちの取引が大量に積み上がったと説明した。

停止によりビットコインは下落したが小幅な下げにとどまった。直近では約1%安の2万8162ドルと、約1週間ぶりの安値。

ブロックチェーン技術の専門家は「引き出し額が大きい場合、取引の処理に必要な『ガス料金』も、特にネットワークの混雑時に大きくなることがある」と指摘。「何が大規模な引き出しにつながったのか、もっと情報が必要だ」と述べた。

バイナンスは「再発を防ぐため手数料が調整された」としたほか、別のツイートではプラットフォームから大量の流出があったことを否定した。

バイナンスは3月、技術的問題を理由に引き出しと預け入れを停止した。

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